2017-01-01から1年間の記事一覧

ディストピアの戦い?

メキシコ方面から攻めてくる大規模な集団に対応するためのアメリカ軍に居た気がする。メキシコの正規軍ではなかったというか地図は北アメリカ大陸だったが、組織は現実通りではなかったかもしれない。 でも、夢の原因はキム・スタンリー・ロビンスンのグリー…

ジャンプ漫画の宇宙を変える法則

最初は捏造記憶のプラネテスだった気もする……まったくそんな話じゃないのに。太陽系が異常に冷却して生命が住めなくなる事態に、エネルギーの法則そのものを変換する技術が提案されて、新発見に驚いちゃうというありえない話だった。人類への介入に迷う宇宙…

夢の多重構造

三重くらいになっている夢をみて、(これが現実だよな……)って、やった上の階層がこの現実だった、たぶん。 ・ゆいいつの有力都知事候補がラジオで異常にそっけない回答をしている奴がAA化されていて、増田の同じサイトの新着を席巻していた。 ・毎週木曜日…

軽トラが落下

軽トラを崖の上にラジコン操縦で駐車させようとして操作を誤り、下の道路に落下させてしまった。幸い死者はなかった。ラジコン操縦できることから謎だらけである。 とてもビビったけれど知らないふりなどできるわけがないと状況を見に行ったのを覚えている。…

有人島に漂着

他に二人の仲間がいる状態で有人島に漂着。サバイバルをしていると、子供たちに遭遇して大人を呼んできてくれと頼む。敵対勢力の少女たちも同じ島に漂着していて対立することに。 漫画「ソウナンですか?」の影響であろう。

親戚の財宝

適切な材料でジュースをつくって台にそそぐと、ジュエリーが現れる仕掛けがあって親戚一同で挑戦していた。味を受け継ぐための仕掛けのようであるが、間違えると死亡する仕組みにもなっていた・・・・・・書類にジュースを垂らしてうまく行かなければ出る時…

あし 新美南吉

足がしびれた馬のまぬけな話。腕を下敷きにして眠って、痺れて自分の腕じゃないような感覚になった記憶があるので、共感して楽しめた。椅子や机などのとばっちりが悲しい。笑い話で済んではいるが、疑いの心が広がり始めると、ストップが掛からないことを伝…

自動車がない国

自動車がないので鉄道を縱膻に張り巡らせていた。線路を使う人は出発前に右折と左折の回数を汽車に入力して出発しなければならない。それで思ったところに辿り着けなければ? 汽車まで出来ていて自動車が永遠にできないなんて事がありえるのかなぁ。ゴムがな…

童話における物語性の喪失 新美南吉

新美南吉氏による作品論。いろいろな制限を受けることで作品がダメになってしまう現状を憂いている。 枚数を増やす例えはしても、枚数を減らす例えはしないところが興味深い。論文発表でも長くするのは簡単でも短くすることは不可能に近いと教授たちが言って…

川 新美南吉

子供たちのちょっとした冒険行動から大変なことが起こる。少なくとも当事者の子供たちにとっては大事件の発生である。ちょっとした勇気が出せれば疑問が氷解したのに、いつまでもくよくよしていた事が、とても子供らしい。主人公、久助の繊細な内面が伝わっ…

鍛冶屋の子 新美南吉

なんとも暗い話を書いたものだ。こんな話も描くのだと思ったが、代表作である「ごんぎつね」も十分に暗かった。体に悪い酒をやめたら調子が悪くなってしまった親父。人体のバランスとは本当に奇妙なものだ――実は他にも原因があるのかもしれないが、リアルに…

熊 新美南吉

鉄の檻に囚われた悲しい熊を歌った詩。アイヌが出てくるところからヒグマであるらしい。仲間の声が聞こえた気がして吠えても返ってくるのは、こだまのみ。聞こえた声もこだまだったのかもしれないと思う。 青空文庫 新美南吉 熊

一銭銅貨 新美南吉

スズメが見つけた宝物。一銭銅貨のゆくえが気になる童話。ふきのとうさん、イケメン。水車小屋の軒に住んでいるというスズメの生態への観察眼が流石に感じられた。著者の活動範囲から考えて、瓦の釉薬を細かくするための石臼を動かす水車だったのかな。本当…

工場で虎狩り

虎の子が複数工場(倉庫群?)に迷い込んでいるのを目撃、捕獲のために相談をするが、工場の社長はなぜか反対してくる。一部の理解ある社員がいて一緒に虎の子を捕まえようと奮闘するのであった。インドで町まで入ってくる虎がいるというニュースをみた影響…

タケノコ 新美南吉

すべてがカタカナで書かれたタケノコ視点の童話(ひらがな版もあった)。句読点とスペースの使い分けがどのような基準で行われているのか、気になった。設定については母親がタケになっているが、タケノコは地下茎段階からタケノコで、上に伸び始めるよりも…

国際学術会議への旅 仁科芳雄

ジャンボジェットのない時代に日本からヨーロッパまで行くのは大変だった。ともかく着陸が多くて検査などで1時間は待たされる。当時の旅行事情が分かる。19時間の待機があったインドで精力的に活動していて、著者の高いバイタリティを感じた。日本の代表を…

ユネスコと科学 仁科芳雄

戦争直後の「平和国家」への希望が感じられる文章だった。70年も経つと執着と冷笑ばかりが残っている気がしてしまって辛い。この頃の明るさを取り戻す方法はないものか。明るさの理由の一つは「無知」だろうから、難しいよなぁ。まぁ、著者は仕事柄核兵器…

国民の人格向上と科学技術 仁科芳雄

終戦から1年2ヶ月しても虚脱状態の人が多く、犯罪発生率は高い。戦後の復興を内側から眺めれば、そんな指摘も出て来るのだった。やはり朝鮮戦争特需は大きかったのかなぁ。 著者は衣食足りて礼節を知る状態にするため、科学が力を発揮して衣食を充足させる助…

[青空文庫感想]原子力の管理 仁科芳雄 1946年、長崎・広島の衝撃覚めやらぬ時代に書かれた核兵器の今後を考えた文章。核攻撃を受けた広島・長崎を実際にみた物理学者による言葉なので重みがある。5〜10年は核兵器がアメリカの独占になるので、その間の時…

蒸発皿 寺田寅彦

思い出語りが集まった一遍。ふとすれ違った事情のよくわからない人は強烈な印象を残す。ちゃんと無事に生きているか心配になってしまうものだ。実際は「普通の人」が亡くなっていたと後で知ったりする。 毎日シラミを噛み潰していたホームレスの話は、なにか…

日本再建と科学 仁科芳雄

敗戦直後、茫然自失の状況にあった日本において、物理学者の著者が描いた復興への道筋。科学が先か、科学研究を可能とするための経済復活が先か、多少前後関係が怪しくなっている部分があった。まぁ、現状でも可能な研究については動いておこうと勧めている…

淡窓先生の教育 中谷宇吉郎

門弟4000人を教えたという江戸時代の広瀬淡窓について、短く触れている。広瀬の方にルビがついて淡窓にはついていない処理に驚いた。淡窓は読めて当然なほどの有名人であったらしいが、私は知らない。読みは「たんそう」で良いんだよな?「あわまど」は…

千里眼その他 中谷宇吉郎

かつて日本社会の流行病となった千里眼騒動を思い返す。水素水などのことを考えれば、日本人があまり進歩していないことがわかる。流石に全く同じものでは騙されない気がするけれど、仕掛けるほうが巧妙化して当時の日本人みたいに「騙されたい気持ち」が高…

地球の円い話 中谷宇吉郎

地球の丸さを例にして有効数字の話をしている。しかし、扱い方がちょっと変に感じられる。著者の言う6桁は小数点以下ではなくて、頭の数字(重力加速度でいえば9)かららしい。3桁わかれば十分なデータが得られるとの3桁も怪しいものであるが、コンピュ…

『日本石器時代提要』のこと 中谷宇吉郎

考古学者であった弟の業績を著者が回想する。語学にも驚くべき才能をもっていたらしく、兄弟揃って優秀である。そんな兄弟が嵐の夜には祖母に抱きついて、おとぎ話を聞いていたと他のエッセイに書かれて知っていることが可笑しい。 功績が認められた弟は短命…

比較科学論 中谷宇吉郎

科学研究には二通りがあり、それは警視庁型の研究とアマゾン型の研究だという。何が出てくるか分からないアマゾン型の研究は面白そうだが、きっと人を選ぶ。警視庁型の研究はひらめきに自信のない人でも最新機械と適当なテーマがあれば出来てしまったりする―…

楡の花 中谷宇吉郎

北海道大学の名物である楡。その目立たない花についてのお話。日本の科学者も楡の花みたいなものだと語っているが、現在のポスドクの苦労を思えば、楡の花が過ぎたと言わざるをえない。歴史的に植え付けられた方向性が極端なものになれば毒に至る。いい話と…

岩波文庫論 岩波茂雄

古典を愛し、事実の検証に真摯な岩波文庫の姿勢を、創立者が語っている。今でも岩波文庫は変わらぬ姿勢を貫いているように見える。永遠に価値のあるものを残したい気持ちがとても伝わってきた。 単行本にはしてやるが文庫は許さないなんて態度には、さすがは…

指導者としての寺田先生 中谷宇吉郎

寺田寅彦氏の死去に際して、著者が師の思い出を語る。偉大な人物が亡くなると、周囲に大きな衝撃を与えられずにはいられない。若手の励ましになる先達研究者はきっと貴重である。 おそらくレンズのことを「鏡玉」と表現したことを知った。火花の研究の話は「…

カクヨムに書いてみた結果を増田に書いた結果とブクマ数で比較してみた

カクヨムで書いていた「勇者の活躍する世界では何故、集団戦が行われないのか(以下集団戦)」が完結したので以前書いた「増田お嬢サバイバル部」および「増田戦国史」と比較してみる。ジャンルからいろいろ違うけど同じ著者なのでちょっとは参考になるかと…