2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

マジメではないことが不真面目とイコールだと考えていたのか?どんなことにも楽しみを見つけようとしている態度をふざけていると受け取っていたのか?――A君(17)の戦争4巻247P あまり好きではない4巻だが、それだけに強烈なメッセージ性をもっている。…

○○を絵に描いた――とくると「餅」と加えたくなってしまっていかん。 もちつけ。

死ぬ気でやれば死ぬことくらいはできよう

全てが計画通りにいくわけないではないか。計画通りにいくってことが計画にないのだから。

彼女たちは残酷なのではない。 戦争がそれを求めているのである。――A君(17)の戦争3巻104P 求めに応じるのは結局残酷なのでは?それを求めてくる戦争こそ残酷だと言ってしまえばそれまでか。

「親のいる人、奥さんのいる人、お子さんのいる人、こないでこないでぇ!ボクの前に来るとみんな泣いちゃうよぉ!」――A君(17)の戦争1巻313P 幼女の外見で舌足らずにいう感じがでていて余計にコワい。でも笑ってしまう、戦場風景らしいギャグだ。

「一人の人間が自分以外の人のために、人生の幸せの何分の一かでも犠牲にすることは、大変なことなんだ。」――マスターキートン3巻70P エゴイストである自分にはまったく良く分かる言葉だ。人のためにすることが自分の幸せになるように立ち回れればいいん…

「ファイアマン!!ワインを慎め。それから……新鮮なグレープフルーツジュースを飲むんだ!!」――マスターキートン2巻126P なんとなく気に入っている。相手の健康をきづかっているのだが、妙に不器用でそこがカッコいい。

「ひとつだけ言っとく!自分を虫ケラだと思って、そこから這い上がろうとする奴は、虫ケラとは言わない!それは人間だ。」――マスターキートン2巻44−45P 這い上がろうとしない奴はやっぱり虫ケラなんだろうか。それくらいなら自分を虫ケラと思わない奴…

「まさか!お袋が俺たちのことを忘れたりするものか。因果律を無視してでも、記憶にとどめているよ」――終わりなき索敵上巻254P 母は強し。徹底的なハードSFのようでいて、こういう原始的な精神の力を重んじるバランス感覚は凄い。

一度暖炉で火傷をした犬は決して暖炉に近づかない。 暖炉に近づくのは、暖炉の中に焼栗があるのではと思う者たちだけで、その甘さを忘れられないからに他ならない。 どんなに辛いことが待っているだろうと予想ができても、あるいはそこにはなにもないかもし…

初心を忘れるなと言っても、それは実際には無理な話だ。 その言葉がとても重い含蓄を持つのは、時間は決して巻き戻らず、またまったく変わらない人間というのもいないことをみな分かっているからのはず。――狼と香辛料5巻231P できないことを訴えるから…

ホロがロレンスの取り乱す様を楽しむのであれば、ホロはロレンスになにかしら仕掛けなければならないが、ロレンスが一番取り乱すのはホロがなにも仕掛けてこなくなった時だ、なればホロはおとなしくしているほかない。――狼と香辛料5巻53P 深い心理戦のよ…

頼み事をする時に、卑屈にならず、高貴さを保ったまま、なおかつ威圧的にならないでいられることはとても難しい。 エルサの頼み方はまさしくそれ。 聖職者のそれだった。――狼と香辛料4巻153P 難しいというか不可能じゃないかと思われることさえある。聖…

商人は教会の聖職者ではない。なにかをする時は、必ず別の目論見がある。――狼と香辛料3巻279P 教会の聖職者は聖職者で目論見がある時は、恐ろしい目論見があることをこの作品は描いていたりする。まぁ、部分部分では無私の善人も多いんだろうけど、そう…

「愛は金で買えないと詩人は言い、金より大切なものがこの世には存在すると説教師が言う。ならば、金を稼ぐことすらこんなにも苦労するというのに、どうしてそれよりも大切なものが我々の手の中に入るのだろうか」――狼と香辛料3巻270P 商人たちの悩みは…

「ふむ。そう考えると良き雄であることと、良き大人であることは相容れぬことなのかもしれぬ。良き雄は子供じみておる。良き大人は腑抜けておる」――狼と香辛料3巻147P あちらを立てればこちらが立たず。ならば、どちらにしろ良い部分があると開き直るの…

「話合えば分かりあえる」という信仰はむしろ摩擦発生源のひとつ。

「カエサルとハンニバルどちらが恐ろしいか」 「ハンニバル。カエサルが来ても妻を持つもの全てが震え上がるだけで済むが、ハンニバルが来たら全ローマ人が恐れおののく」

「お前がアマーティと連れ立って歩いていたら、お前が愛しくてたまらない俺は嫉妬の炎で身を焼かれてしまうと言ったんだ」 「勝手に焼いてればいいさ。あんたが燃え尽きて炭になったらわたしゃそれで火を起こして、アマーティさんのためにおいしいパイを焼い…

「じゃあ甘い言葉のほうがいいか?」 「ふん。ぬしの言葉なんぞ青くてしょっぱくて食えぬ。こちらから願い下げじゃ」――支倉凍砂:狼と香辛料3巻85P こんなやりとりばっかりしている二人…羨ましい。まったくホロのいいようは断定的で説得力に満ちているか…

男女の最低結婚年齢の知識なんて無駄極まるのにどうして気になってしまうのやら。ほとんどの人の人生に影響する可能性が皆無なのになぁ。

「たわけが。阿呆な雄ほどか弱いのが好きじゃからな。か弱いのはぬしらの頭のほうじゃと気がつかぬ」――狼と香辛料3巻19P 辛辣に男の真理をいいあてたホロの一言。ぐうの音も出ないとはまさにこの事か。でも、やっぱか弱いのは魅力的だし、生物賭してもそ…

アレクサンドロスを延命させてマケドニア帝国VS秦帝国とかおもしろそうだ。マケドニアの将軍となったハンニバルや大スキピオと秦の将になった項羽や劉邦が戦うのだ。 でも、兵站線が厳しすぎるか…。中央アジアを削ってちょくせつ中国とくっつけるくらいの…