ジャンプ漫画の宇宙を変える法則

 最初は捏造記憶のプラネテスだった気もする……まったくそんな話じゃないのに。太陽系が異常に冷却して生命が住めなくなる事態に、エネルギーの法則そのものを変換する技術が提案されて、新発見に驚いちゃうというありえない話だった。人類への介入に迷う宇宙人が意を決して人間に化け新技術を売り込む形で提供してきた結果だった。
 劣等生の主人公だが、そこは的確に人類の技術ではありえないと指摘していた。電話を取り次ぐ時に、相手の名前が確認できなくて叱責された。
 ヒロインは二人いるようなのだが、一方のヒロインと技術の発表会場で一緒になったときに、見向きもされず。後で一緒に食事をする際に、
「なんでこっちを見てくれなかったんだよ!」
「(あなたをみて)目が合わないのが怖かったから」
 みたいなやりとりがあって自分の脳が考えた夢なのに「おああーーーっ」した。もう一人のヒロインは無邪気に飯を食っていた。決まったな、と思った。