2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

どこかの別世界。ウェンカーと呼ばれる微妙に人間より基礎体力の低い種族がいるらしい。殺人現場の検証に立会い、犯人が海軍で凶器が46センチ砲であることが判明する……なんという超展開。血痕が421滴とか、主観キャラの住んでる場所では常時殺害現場が…

「俺達は道具に過ぎん。命令が下れば出て行って技術を行使し脅威を排除する。それが全てだ。もとより情報戦が専門外である以上今は道具に徹する他に無い。…………少なくとも今はな」――ジオブリーダーズ10巻30P 道具として使われることの悲哀と誇りに最後の…

4WDの外に掴まって(掴まされて)放水路沿いを疾走。Gはともかく空気抵抗の表現が無い……それでも生命の危機感は多少あった気がする。

リンカーンの首が落ちるのが先か 南部が窒息するのが先か双竜は互いの急所を咬みあってもつれた 首都が近すぎる…。

「幾らだって待つさ。どうせ今まで待ったんだ」――ジオブリーダーズ9巻188P 諦観と希望の入り混じった不思議なセリフ。そして梅崎らしい意思を感じさせる。諦めの悪さがいい。

すぐに戻る――そう云って奴は消えた。翌日になっても奴は戻らなかった。一日が経ち…二日が経ち…逃走の果てに辿り着いたその小さな隠れ家でそれでも私は待ち続けた。一週間が経ち一月が過ぎた頃私はようやく気付いたのだ。自分が今迄夢のなかに居たことを…これ…

「……あとさき考えて落ちる星なぞ有りゃしねぇ。お言葉が欲しけりゃ拳銃(ハジキ)に聞くさ」――ジオブリーダーズ9巻164P カッコつけているがひたすら刹那的なことを示していると考えれば唸ってしまう。薄っぺらさもカッコよさの内といえばその通りだけど…

「あんたのお言葉に異議は無ぇぜ。ルガーの竜さんよ。だがな。生憎俺ぁガンマンじゃ無ぇ!だから命を張るのは技術なんかじゃあ無え。デカい悪(ワル)さ」――ジオブリーダーズ9巻141−144P 脇役キャラがおそろしく渋い。美女揃いの神楽とバランスをと…

「何ごとにも終わりは有るもんさ。それが際限なく繰り返されている様に見える時ぁ誰もその事に気付かねぇ。だが一歩離れりゃそいつが見える。破滅は訪れる物じゃ無ぇんだ真紀。常に傍らに在ってじっと襲いかかる時を待っているのさ」――ジオブリーダーズ9巻…

「何が起きるにせよ小さな缶に火薬を押し込む様なもんさ。マッチ一本で街そのものが吹っ飛んだっておかしか無ぇ」――ジオブリーダーズ8巻46P トカレフの柾のセリフ。巧みなようでいて分かりにくい比喩である。小さな缶=街ということをイメージするのに難…

「早いとこ尻尾畳んで帰んな。あたしを怒らせるとこのモーゼルさんがバキューンとか云ってあんた達全員泣いちゃうぜ」――ジオブリーダーズ8巻35P 微妙に気乗りしていない倦怠感のある雰囲気が気に入った。台本なしでアドリブやっているような感じがする。…

「つまりこの会社は暴力的な人格破綻者の集団に等しい」――ジオブリーダーズ6巻56P そういうのを会社というのであろうか。せめて集団じゃなくて組織でなければ困るよ。というギャグ。

「気にするから気になるのよ。気にしなきゃ気にならないわよ。そう云うものよ」――ジオブリーダーズ6巻32P どこまでも主観。まったく精神主義ここに極まれりという横暴なセリフだ……。

「フラレたての女に怖いもんは無ぇっ!!!」――ジオブリーダーズ3巻159P 非常に説得力があるのでフラレたての女には近づかないように気をつけようと思った。うん。

「こいつは俺の全てだからな。たった七枚の写真に収まっちまう人生さ」――ジオブリーダーズ3巻88P 人生の問題は量ではなく質なのではないかと呟いてみても、質の面でも問題があるような……だが、こういうことをあっさり言ってしまえるセンスがカッコよすぎ…

「脱出できる可能性はあまり無い」 「はい」 「可能な限り時間を稼いで自爆しろ。これが最後の交信だ。健闘を祈る」 「―――了解」――ジオブリーダーズ2巻146P 渋い。この思いの全てを切り捨てた簡潔な言葉が逆に感情の強さを印象付けてくれる。ソックスた…

「私の手持ちの弾は五十発だ。これがなくなる迄がタイムリミットだと思え。この仕事をしている時に名は不要だが―――――人は私をエル・ディアブロと呼ぶ。」――ワイルダネス6巻182P しかし、射撃速度がわからないとタイムリミットが読み切れないよ……リボル…

「何だか問題の多い家族みたいね。」 「だがカミさんは美人なんだ。」――ワイルダネス6巻173P その美点には他の全てが吹き飛ぶね。そういうことにしておこう。カミさんが最大の問題点だったりしたら目も当てられないけど。

「連中を相手に戦ったとあれば娘も俺の名を誇りと共に語ってくれるだろう。あの場所にまつわる死者の名簿の、末席を穢すだけに終わったとしてもな。」 「聞いたか。俺のボスだ。」――ワイルダネス6巻125P ここは本当にハードボイルド。名誉を重んずる態…