2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ずんぐりしたロボットが戦う漫画

魔神英雄伝ワタルみたいなずんぐりしたロボットが戦う漫画をみた。 漫画だとわかったのはシーンによって店の電光掲示板の文字が変化する表現に、専門のアシスタントがいるとかいう描写があったから。店は温泉だったような、漢字の下側に玉がつく文字だったよ…

真田一族の末裔、真田幸豊の早熟な英明ぶりを描いた短編。 なんとも古い文体だが、リズムがあり、淀むことなく読み進められる。文章とお話を二重に理解する必要を満たして、内容がわかったときが面白い。 「上」の話は生類憐れみの令との関係が気になった。…

わが中学時代の勉強法 寺田寅彦

我が子を寺田寅彦にしたい親はガッカリしそうな勉強法紹介。ただし、親の姿勢には優れた学者になった子をもつ親の共通点を見つけることが出来そうでもある。教育熱心な親ほど真似するのが難しいけど。 同じように生活しても寺田寅彦になるとは、とても思えな…

洪水大陸を呑む 海野十三

アトランティス大陸の沈没は、一万年前に二つ目の月が地球に落ちたせいだった!プラトンの法螺話から産まれた過去のカタストロフをSF的に描く。他の星が反射している地球の光を拾うことで過去の映像を見ることができる設定はなかなか良い。実現性はともかく…

第五氷河期 海野十三

氷河期を全球凍結と勘違いするいつものやつ。しかし、全球凍結からの復帰方法が謎だという指摘が出てきて、そこには感心した。凍結した世界の描写もなかなか優れている。人類以外すべて全滅状態では生き残った人々が地上に復帰しても食べるものがない。種籾…

市の南部に鉱山が

何かの番組で市の南部にある鉱山が再興されて、硫砒鉄鉱が採れるみたいなのを観て、採りに行きたいと思う夢だった。白い粘土の中にエッジの強い硫砒鉄鉱がキラキラ輝いていた。産状的には粟代鉱山のものをイメージしていた模様。 地名について宇久須とか言っ…

眼鏡のツルが鼻につきささる

あからさまに痛いのにずっと気づかず、えらい難儀をする。 寝直したら九州の西海岸を南下する謎の鉄道旅行をする。途中でロシアの6発巨大輸送機を目撃するが、Googleストリートビューの映像であった?いまはそんなこともあるまいに、地域住民が線路に気軽に…

ある宇宙塵の秘密 海野十三

青空文庫でSFが読める!作品の出来はともかく、SFが読めるのは嬉しい。万有引力が吊りあって0になる点にロケットがはまり込んだとか、なんとも子供だましだったが、昔の子供向けSFの雰囲気を満喫することはできた。あの設定のおかげで渋谷博士が火星人に捕…

自然界の縞模様 寺田寅彦

自然界にみられる縞模様は科学的に興味深い研究対象であると、つらつら書かれている。関連する研究をしているいろいろな研究者の名前が挙げられていて、過去の名前も知らなかった人々と少しだけ接点をもてた気持ちになった。 鍾乳石の襞については、鉱物の骸…

神話と地球物理学 寺田寅彦

日本の神話中には地球物理学的に同定できそうな現象がいろいろ出てくるとの指摘。天照大神の岩戸隠れは、火山噴火によって日が遮られた状態を思わせると指摘している。 近畿地方にはあまり火山がなかったはずで、こういう部分から神話が創られた地域を推測し…

川岸の装置

釣かなにかの帰りに川沿いの道を移動中に自分が関わった記憶(それも夢)のある装置が人力で動かされ、見事に川に横転するのを目撃。しかたなく作業を手伝う羽目になる。 しかし、いろいろな段取りが悪くて、装置を据え付けてもうまく稼働せず、普通に川に下…

牛人さんいらっしゃい

ミノタウロスみたいなモンスターと中国風青銅器文明が接触していた。複雑なお家騒動に巻き込まれていた様子。 ミノタウロスの指導者は王家傍流の姫と婚約していたが、その相手を王家本流の姫に変えたい。しかし、王家の悪いやつはギリギリのところで利用する…

大名の跡取り息子が叔父さんと写生に出かける

叔父さんも別の領地をもつ大名。性格はクソ真面目。桜の花が咲く池のほとりで絵を描いて、何かの物語をモチーフにした仙人、天女みたいなやつを複数浮かべていた。 城に帰ると目的地までの経路がやたらと複雑で登り階段の途中に下り階段がある鬼畜仕様。攻め…

海陸風と夕なぎ 寺田寅彦

暖められやすさの差によって起こる風の話。基礎知識の見直しになった。当時から基礎知識であったことも分かる。数百メートル上空では風の向きが逆になっているので、自由気球で遊ぶ人は注意とのコメントが印象に残る。離岸流といい、海辺でのレジャーは気を…

言葉の不思議 寺田寅彦

寺田寅彦氏得意の世界各国の言葉から共通点を探し出す遊び。名言まで用いて検証を求められる言語学者が気の毒になった。単語はたくさんあるわけで、単語全体のうちの何パーセントにこういう現象が見られるのか確認が必要ではないか。それこそデータが電子化…

火山の名について 寺田寅彦

世界各地の火山の名は、日本の火山の名と共通点をもっているのではないか。関心を抱いた著者は簡単な統計的な処理を試みる。冒頭に触れていた日本と南洋だけではなく、遠く欧州のアイスランドの火山まで名が挙がっている。 日本語の起源を考える上でも興味深…

静岡地震被害見学記 寺田寅彦

1935年のエッセイなので、それ以前に起こった静岡での地震の見たままの記録が伝えられている。 帯状の破壊ゾーンがあった点では、兵庫県南部地震に通じるものがある。石造よりも木造の方が頑丈だったという観察は、技術や著者の指摘する予算の問題もあっ…

科学者とあたま 寺田寅彦

科学者になるためには頭が良い必要があるのと同じくらい、頭が悪い必要もある。言葉遊び的な科学者に必要な資質の説明。頭が良すぎると、なんでもはじめる前から結果が見えた気になってしまい、何もできなくなる。頭が悪ければ、時間の無駄っぽいことでも愚…

化け物の進化 寺田寅彦

生物?に起こる変化を「進化」と書いてしまっている点で、ポケモンの先駆けかもしれない。科学にとって好ましい自然との触れ合い方は、とっても難しいという話。 物語る才能が近所の子供や学友相手に、無邪気に発揮されていた時代がまぶしく感じられる。 現…

地震雑感 寺田寅彦

関東大震災に際して書かれたらしき当時の地震研究の概要がわかる文章。前半は研究が進展して知見が増してきたことを、後半の予知に関することは当時からあまり変わっていないことを、確認することができた。 いや、ある範囲に何千年に何度の地震が起きるかと…

漫画と科学 寺田寅彦

漫画の特徴を拡大して描く手法は、科学の複雑なものから単純な法則性を導き出す手法に、相通じるものを持っている。そんな興味深い主張が展開されているが、著者のいう漫画は鳥獣戯画や北斎漫画のことを指していて、現代一般に言われる漫画はやっぱり評価さ…

物質群として見た動物群 寺田寅彦

人間や動物の動きは統計的に分析することが可能な場合がある。自分の意志を否定されたようで、感情的に異議を唱える人もいたらしいテーマが取り上げられている。 まぁ、実際に災害やテロのときには一斉に一方向に走り出すこともあるはずなので、常に同じ状態…

ゲームで恐慌値が表示された

裏技かアイテムで恐慌値が表示される状態で何かのゲームをプレイした。最初のボスは恐慌値がマックスまで行くがなんとか撃破。次のボスは恐慌値が上がりすぎて動けなくなって敗北した。 整形外科に自転車で行って、忘れごとに気づいて別の道で戻る夢もみた。…