「じゃあ甘い言葉のほうがいいか?」
「ふん。ぬしの言葉なんぞ青くてしょっぱくて食えぬ。こちらから願い下げじゃ」――支倉凍砂狼と香辛料3巻85P

 こんなやりとりばっかりしている二人…羨ましい。まったくホロのいいようは断定的で説得力に満ちているから堪らない。鋼の心では耐えられず、柳の心をもって対しなければなるまい。