「ふむ。そう考えると良き雄であることと、良き大人であることは相容れぬことなのかもしれぬ。良き雄は子供じみておる。良き大人は腑抜けておる」――狼と香辛料3巻147P

 あちらを立てればこちらが立たず。ならば、どちらにしろ良い部分があると開き直るのが良き雄にして良き大人の態度かもしれぬ。どうしても欠点に目が行ってしまうのは人の常か――ホロは人じゃないけれど。