「お前がアマーティと連れ立って歩いていたら、お前が愛しくてたまらない俺は嫉妬の炎で身を焼かれてしまうと言ったんだ」
「勝手に焼いてればいいさ。あんたが燃え尽きて炭になったらわたしゃそれで火を起こして、アマーティさんのためにおいしいパイを焼いてやるからさ」――狼と香辛料3巻117P

 こういうのにはまったく敵わない。奥さんのあまりにも呂律の回って余分に一回転したような調子が逆に安心感を与えてくれているような…。