頼み事をする時に、卑屈にならず、高貴さを保ったまま、なおかつ威圧的にならないでいられることはとても難しい。
 エルサの頼み方はまさしくそれ。
 聖職者のそれだった。――狼と香辛料4巻153P

 難しいというか不可能じゃないかと思われることさえある。聖職者なら「当然」「自然」の意識からそういうことができるのだろうか。
 あまり聖職者と接することがないから、いまいち実感がもてなかったりする。