初心を忘れるなと言っても、それは実際には無理な話だ。
 その言葉がとても重い含蓄を持つのは、時間は決して巻き戻らず、またまったく変わらない人間というのもいないことをみな分かっているからのはず。――狼と香辛料5巻231P

 できないことを訴えるから金言は思い。本質的には忘れてしまうとしても思い出し続ける事はできるということか。たまに分かっていない人間もいる気がするけれど…。