カエルの王様 グリム兄弟

 まともな王様が新鮮な作品。これで外交の現場では虚々実々の駆け引きをしていたら熱い。
 むしろカエルの王子が、こんな姫でいいのかと思ってしまう。まだ若いから今後成長すれば大丈夫かなぁ。
 最後、馬車の異音のシーンが妙に印象的だった。何が言いたいのやら。特に伏線もないキャラクターのハインリヒを登場させるところを含めて、やみつきになる適当さを感じる。


青空文庫
グリム兄弟 Bruder Grimm 楠山正雄訳 かえるの王さま DER FROSCHKONIG ODER DER EISERNE HEINRICH