第一次世界大戦の歴史大図鑑を読み始めた

 こっちも分厚い。時系列に沿った内容になっているので若干は読みやすいか。
 同盟国に見捨てられないための動員合戦がまるで交換殺人の心理みたいだ。
 そんな中、巧妙に立ちまわっているイタリアの外交力と、戦争への準備不足。
 序盤はセルビアの奮闘が地味に光るが第三次攻勢を撃退した時点で40万人中の17万人を失っており、限界が見えてきている。バルカン戦争でのルーマニアはうまく立ちまわったが、第一次世界大戦では同じ手に失敗して国土の大半を失っている。
 日本が最も学ぶべき国は間違いなくルーマニアだったことが分かる。


第一次世界大戦の歴史大図鑑
H.P. ウィルモット
創元社
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足元の白い犬がかわいい。