第一次世界大戦の歴史大図鑑2日目

 悪夢のような殺戮が繰り返され、まだまだ終わる気配が見えない。
 昨日読んだ部分だがフランスの出生率が戦前に2しかなくて、ドイツの5に対してかなりの危機感を覚えていたことが消耗戦になるほど効いてくる。ロシアは人口を活かす国家組織が未発達で軍の組織も1914年にすり潰してしまった。オーストリアハンガリーはともかく残念。
 ブルガリアが(本書の中では)いつのまにか参戦していた。ルーマニアは参戦しないほうが良かったんだろうな。セルビア人にとっては「なんで今のタイミングなんだ!?」と激おこですよ。セルビアが生きているうちに動いていれば別の展開もありえたわけで領土的野心に飢えた機会主義的行動であることがあからさますぎる。

第一次世界大戦の歴史大図鑑
H.P. ウィルモット
創元社
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