ちょっと中国に行ってきた感想

・飛行機の中でみた阿蒙的故事って犬の3Dアニメ
 スヌーピーっぽい犬がビッチのプードルに振り回されていた。主人公が雷雲を背景に雄叫びをあげるバンクが癖になる。いつ挿入されるかが楽しみだった。
 怒りを燃やしても状況は好転せず、トホホなオチばかりが待ちかまえている。たまには報われてくれ。


・クレイジーバス
 運ちゃんが窓を開けては痰を吐く。横を通る車には成りたくないものだが、バスの方が乗用車を追い抜きまくるから大丈夫だ、問題だ。頻繁なクラクションにビビったが、前の車が車線変更しないようにするための牽制であると乗っているうちに理解した。中国の車間にあるのは以心伝心ではなく、我を通すためのコミュニケーションである。
 クラクションを作っている人にとっては車が中国で使われると作り甲斐があるかもしれない。


・バスの車窓から
 工事中のマンションがいっぱい建っている。いっぽう完成したマンションからあまり人気が感じられない。最上階の窓が広告の横断幕で覆われたマンションさえあった。
 これが土地バブルの影響か?


・タクシーの運ちゃんも凄い
 牽制クラクションは基本テクニックとして、目的地を道行くバイクに聞くために平気で道の真ん中で停車する。目的地がわからないなら引き受けるなよ。


・ホテルが石材使いまくり
 瑪瑙の一枚板でできたテーブルがロビーにあったり、床がラブラドライトを含んだ岩だったり、豪華だ。中国の規模でここまで石材を使って大丈夫なのかと思ってしまう。


・油っこい青菜が美味い
 肉や餃子もおいしかったけど、菜の花がおどろくほど美味しく調理されていることの方が衝撃的だった。しかし、カロリー高そうだ・・・・・・。
 ボリュームが多くてほとんどの料理を食べ残してしまった。チンタオビールが、コクだのなんだのしつこい日本のビールよりも口に合った。普通の水への恐怖の裏返しでジュースや酒に補正が掛かっている模様。


・町中にある穴や土の山
 道路工事が途中で放棄されたかのような場所をいくつもみた。町全体の埃っぽさにかなり貢献していると思われる。精密機械工業を誘致するには、印象が悪いのではないか。


・交通マナーがひどい
 バイクはふつうにヘルメットしていない。750ライダーの世界。大きな交差点でも信号がない。路上駐車で挟まれた車が動けない状態になっている。
 エスカレーターに最初の一歩を踏み出せない人が道路を横断するのはかなり難しいと感じた。


・床屋の看板におねーちゃんの写真が。○○会所
 たくさんあった。一人っ子政策で人口構成が偏っているせい?


・ホテルのベッドが固め、歯磨き粉の名前が「黒妹」
 ベッドは長さも短めかも。斜めになって寝た。歯磨き粉に光彩のない妹キャラの顔を連想。口を無理矢理こじ開けられて歯磨きされたいものだ。
 部屋のメニューが子供の落書きでエラいことになっていた。ミニバーのホワイトチョコレート美味い。やっぱり高カロリーだけど。


・1元硬貨綺麗。5元紙幣汚い
 こんな少額を紙幣にするなと。毛沢東の顔がくたびれてしまうぞ。


 ちょっとしか見れていないが、人々がエネルギッシュでなかなか面白かった。空港でえらい苦労したこともあり、次に来ることになるまでに、少しでも話せるようにしておきたい。知識よりも心構えの問題が大なのだけど・・・・・・無口は災いの元。