たぶん5回目くらい。中国出張に行くたびに読む習慣ができつつある。いまだ内容が頭に入っていにゃい……。
読み返すとフッドが“部将”として戦っている場面がけっこう目につく。確かにやることはやっている。人事が微妙なデーヴィス大統領だが、彼に騙されたのはしかたがないかもしれない。
フッドとは逆に最初は大将だったのに一部隊指揮官に収まっているのがボーレガードである。南軍全体の戦力も拡充されているから率いた人数なら、激減しているとも限らないのが慰めかなぁ。
ブラッグが想像力に掛けると言うのも、いいところまで行っている戦闘展開が多いので、実績だけを見ると違和感があった。命令が混乱しがちというのも、説明がすっきりしているおかげで逆に分かりにくい……まぁ、ロクデナシだったんだろうけど。
北軍ではシャーマンだけではなくシェリダン将軍もシェナンドーア渓谷で荒廃作戦を展開していたそうで――どちらも戦車の名前になっていることが嫌味に感じられる。シェリダンはかなりマニアックな空挺戦車だが、南部出身者の反応はどうだったのやら。
6回目を読んだらまた書く。
全般的な感想
南北戦争〜49の作戦図で読む詳細戦記 クレイグ・L・シモンズ/友清理士 | 読書は呼吸