おにぎりの味 中谷宇吉郎

 子供時代に食べたおこげおにぎりを著者が回想する。本当に美味しそうで読んでいるだけでお腹が空いてくる。
 今の子供には理解できないかもしれないと諦める前に、一度食べさせてみればいいのにと思ってしまった。
 まぁ、多人数用に鍋でお米を炊く機会はなかなかなさそうではあるが……
 おにぎりを著者と弟にあげていた女中さんは、社会が変化したその後どうなったのだろう。


青空文庫
中谷宇吉郎 おにぎりの味