新生命の研究

 異国に修学旅行に行くが、ホテルの中でいろいろ開催されており、外にでなくても済みそうな雰囲気だった。そんな中、こっそり外に出て行く奴についていってしまうと、科学者の採用試験を受けるという。
 彼に巻き込まれていつのまにか人工生命の研究にどっぷり漬かることになる。エヴァの呼吸できる水が満たされた研究室で、メダカくらいの魚ともっと大きい赤い魚が急速に進化していくのを見守る。
 部屋は一部が区画されていて、そこから外に出ることは出来るが、中に戻ることはできない。餌は区画された場所から出てくる。中に留まった奴が正当な試験体とされていた。一部の科学者が誘惑に駆られて――例の仲間もいた――外に出た試験体を強制的に進化させてしまうが、そいつは人間的な邪悪に染まっていた。
 いっぽう区画内でも進化する奴がいて、純粋かと思いきや、内弁慶に同族相手には酷い奴だった。


 ホテルから外に出て行くときに乗った電車が、レールが5本以上平行していて、前後にもたくさんの電車が走っている状態で壮観だった。