なんともすばらしい人生設計だった。加藤はその場に座り込んだ。妙に楽しい気分になってきた。このままおかしくなってしまえればずいぶん幸せだろうなとおもった。――RSBC7巻214P

 壊れかけた人間の前向きな単語の使い方は酷いものである。しかし、それが好きなんだな…人格破綻者め。戦闘中は考える余裕がないが、その後の脱力感が真の絶望をもたらすのだった。絶望を味わえる希望をはたせない兵士も多い。