・船団護衛ドクトリン
 日本海軍の方針はともかく中東、そしてイギリスとの通商路を維持して負けない体勢を守ることにある。もちろん、最大の問題はフィリピンから出撃するアメリカ極東艦隊だ。戦艦すら含む――イギリス東洋艦隊も敵に回していた――極東艦隊の攻撃に対応するために日本海軍は正規空母巡洋戦艦の1隻ずつのタッグを中心に4つの護衛艦隊を組織した。
 彼らの目的は商船をあらゆる脅威から逃がすことであって敵艦隊の撃破ではない。まず敵が空母を保有していた場合、優先してこれを空母機で叩く。次に戦艦に航空魚雷を叩き込んで機動力を殺し、船団を安全圏に逃がす。
 不可能な場合は金剛級戦艦が優速をいかして敵戦艦の頭を押さえ遠距離砲撃で攪乱する。


 *問題はレキシントン級戦艦だな…まぁ、軍縮条約は成立しうるので、そこら辺で封じ込めるか。