第一次世界大戦
 日本をくだして極東を支配下においたロシア帝国の強大さはドイツ帝国を警戒させてフランスの中立化から同盟への流れを生んだ。大陸からはじき出されそうになったイギリスは極東ではロシアに抵抗しつつも彼らと組み、イタリアにも調略をしかけた。アメリカは中立だが、反露的機運からややドイツよりだった。
 よって勃発した第一次世界大戦の主な国家の組み合わせは
 連合国:イギリス連邦、ロシア、日本、イタリア
 枢軸国:ドイツ、フランス、オーストリア、トルコ
 となった。
 戦いは東部戦線で枢軸軍が終始優勢で、海洋においては日本およびロシアの艦隊がヨーロッパに回航されてから連合軍が勢いを盛り返した。強力なはずのバルト艦隊は機雷で封鎖された。
 戦線が膠着したところでアメリカが介入。停戦をなしとげた。チンタオを慰めにロシアは東欧の領土を失い、ドイツは太平洋と東洋の植民地を犠牲に東欧に領土を広げた。日本はロシアへの工業製品輸出によって国力を蓄えると同時に太平洋上のいくつかのドイツ領をえた。ただし、遣欧した海陸軍に大きな犠牲を払った。
 他の参戦国も国力を大幅に消費したが、アメリカ一国のみが局外から富み。また委任統治領を獲得して世界の恨みを買うことになった。(これはやりすぎか)