雪の化石2 中谷宇吉郎

 化石というよりも立体魚拓の作り方が近いかもしれない。本物の化石についても言及はされている。すぐに溶けてしまい研究の難しいものを安定させて研究するための試行錯誤が見えてくる。便利であると同時に、実物そのものを見たい欲求も強まるんじゃないかなぁ。時間変化のリアルタイムでの観察はやりようがないし、もちろん万能の方法ではないな。
 少なくともある程度は実物を見た上で人工化石を観察するようにしないと、見落とすことがありそうだ。


青空文庫
中谷宇吉郎 雪の化石2