ギネスブックにも載っている栄養のない食い物キュウリ。水戸黄門に「キュウリはけがれがおおいので、食べて神仏を参拝してはいけない。毒がおおくて能がないので、つくっても食べてもいけない」と言われてしまったキュウリ。そんなキュウリをカッパへの迷信と絡めて育てないことにしている地域があるらしいと、はてなで話題になったことがあった。
これは実際には栄養もない上に、強い連作障害を起こすウリ科の作物であるキュウリなんぞを育てる余裕がないことをカッパのせいにして理屈づけているのではないか。しかも、果菜だから育てるのに時間が掛かるし途中のリスクも大きい。
ちょうどイスラム教が豚肉を食べることを禁止しているように、地域社会にとって非効率なものが信仰や迷信の形で排除されている印象を受ける。
しかし、それでも日本全体ではキュウリが主要な野菜として残ってきたことが凄いな。漬物として、糠からの栄養を吸収させる素材としては優秀なのかな?