「どうされますか」矢沢は言った。
「是非もなし」真田はこたえ、これからおこることに備えてだろう、第三種軍装のネクタイをゆるめ、シャツの袖をまくりあげた。かれなりに、“戦争危険”に対する保険をかけたというわけだった。――RSBC死戦の太平洋2巻100P

 なんともコミカルなシーン。そんなものでも軍事的に描いてしまうのが更にコミカル。