ナギについて述べた記事で「箱入り娘がニートと認識されるようになったのが興味深い」と書かれたものをどこかで読んだのだが、考えてみればニートに類する人間は昔から一定数がいたわけで働き者の比率問題をあげるまでもなく、人間社会がそうできている部分はある。
 今になって彼らが目立ち始めたのはネットが原因なのだろう。人と接触することがなく当然認知されてこなかった存在が曲がりなりにも人と触れ合うようになったことによって顕在化したわけだ。
 うまくやればネットから彼らの労力をちょっとは引き出せるかもしれず、マイナス面ばかりみなくてもよいのではないか――やっぱ駄目かな。