「俺達は道具に過ぎん。命令が下れば出て行って技術を行使し脅威を排除する。それが全てだ。もとより情報戦が専門外である以上今は道具に徹する他に無い。…………少なくとも今はな」――ジオブリーダーズ10巻30P

 道具として使われることの悲哀と誇りに最後の一文が自負をつけくわえる。まったく矢島のおっさんは渋い隊長である。いろいろ疑問のある仕事ながら部下がよくまとまっているのも分かろうというもの。