君命に受けざる所あり

 栃木県の雪崩災害の件、クローズアップ2017:雪崩8人死亡 訓練続行判断、なぜ - 毎日新聞によれば、


 委員長の教職員は山岳部で23年の顧問歴があるという。会見した県高体連の橋本健一会長によると、事故当時、委員長は「現地登山本部」の町内の旅館にいたという。

との情報がある。このことが現場の判断力を奪い、危険だと感じても「あのベテランの先生が決断したことだから」と訓練を続行させてしまったのではないか。そうならばベテランがいたことが安全ではなく、危険をもたらしている。
 現場の情報が一番多いのだから独自に判断して訓練を中止したり、コースを変えてもいいと、最初に指示がしてあったのかなぁ。むしろ、そういう判断の訓練こそするべきだったんじゃないか。
 ベテランの教職員にとっても現場にいない方がリスクが大きい結果になってしまった。66人もの大部隊だったので陣頭に立つほうが非効率だったのかもしれない。合同訓練と言ってもそのあたりの指揮系統がしっかり構築されてはいなかったのではないか。
 真実はどうあれ、自分はそれを踏まえて出来るだけ注意するようにしたい。安全バイアスで死ぬタイプなので……。