釣り大会から鉱物採集へ

 なぞの危険過ぎる釣り大会が開催され、ロープに生き餌をつけてプール状に区切られた海に投げ込むと、怪魚の頭部だけが上がってくるのを生き餌の隣を泳ぎ、目撃する。怪魚を食った恐ろしい生物に自分が襲われる危険があると感じることができなかった。
 プールの真ん中にある仕切りが瑪瑙で出来ていることに気づいて、釣りよりもその採集に夢中になる。さらにはイタリアの鉱物博物館の人に標本を保管してもらう見積もりを出していて「1700円か、うむむ…」と思った。そんな業務はやっていないだろう。しかも、なぜか海外。