都知事選ハード

 五千万円を鞄に入れるべく、国会議事堂に乗り込む猪瀬知事。だが、それは東京地検の巧妙な捜査を受けた。


「都民様の清き一票は、私に利用される為に投じられるんですものね」
「ちゃんとした候補さえいれば…こんな奴等なんかに…!」
「よかったじゃないですか、大雪のせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
(投票しなきゃ…今は投票するしかない…!!)
「組織票ゲ〜ット」
「へへへ。おい、応援演説を用意しろ。都政に関係ない発言で幻滅させてやる」
(いけない…!余所者揃いで自治意識が低いのを悟られたら…!)
「都民様の「選択肢がない」を拝聴してもよろしいでしょうか?」
泡沫候補なんかに…くやしい…!でも…投票しちゃう!」(ビクンッビクンッ)
「おっと、投票時間が過ぎてしまったか。甘い「どうせ何も変わらない」がいつまでも取れないだろう?」


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