節水が布告されると、カレンダーが支給され、
「断水もあるので、気をつけるように」と言われました。
私はうどんを湯がき、業務用に販売されていた古い鍋の中に、
茹だったうどんをを入れて、冷水でしめ始めました。
近所の人々は「どうすればいいのか」と思案顔でしたが……。
みんなうどんを茹でたままでした。それは、本当に異様な光景でした。


                                 ――香川県民の回想より