事情がわからない人間のうちでただひとり、ガウリイだけが泰然とかまえているが、これはむろん、彼が大物だというのではなく、単に彼にとって『事情がよくわからん』というのは、ごく日常的なことだからに過ぎない。――神坂一スレイヤーズ4巻20P

 珍しく長めのセンテンス。しかし、良くガウリイのキャラクターをあらわし、学術的な雰囲気がコミカルさを押し上げている。大物と馬鹿の境界線上に位置する奴である。