本来、たいへん優美な印象のある艦なのだが、建造途中で続々と増備が決定された両用砲、機銃、電測兵装、とどめにほどこされた迷彩のおかげで禍々しさが増し、まったくの暴力装置にしか見えなくなっている。――RSBCパナマ侵攻2巻74P

 元の姿を連想させてから、あれこれを列挙してトドメに「まったくの暴力装置」と来た。こういうイメージを積み立てる文章がさりげなく上手いのだ。