「人間は必要とあらば北極圏の荒海でも赤道直下の密林でも戦場にする。ソコトラ程度で疑問を抱くのはまさに想像力の欠如だ。度し難いほどの」――RSBC死戦の太平洋1巻61P

 谷甲州氏の作品を読んでいると更に実感できること。ほとんど宇宙空間に近い高山地帯で殺しあっているシーンには呆れてしまった。生きるだけでも大変な場所で戦うのだから消耗も半端ではない。しかし、環境のいいところで戦うのは余計に環境破壊をもたらす。
 まぁ、戦争なんてしないのが一番だ。