国防の基本は周辺国に「侵攻がコストにあわない」と判断させ続けることだと思うのだ。その意味では軍事力は必ずしも必要ではなく、今の技術状況で月面に国家があるなら軍備が無くても国防はなる。
 ただし、ほとんど宗教的な政治状況がコスト計算をうわまわる場合や、戦力の把握が(大日本帝国の中国・アメリカへの評価のように)できていない場合は危険だ。


 つまり国防を成り立たせるには周辺諸国が賢くなければならない。多少強くなっても構わないから産業支援をして国民の地位を向上させてやることは、その理性を養い国防に繋がる可能性がある。
 少なくともアメリカの自由主義輸出にはそういう側面があるのではないか。