猟兵

 二人組が男を追いかける。片方は女の子だった。男はホテルに逃げ込み、名簿をさらって行った。名簿の他にカバンの中に残されていたプリントには「猫呼集方法」なんてものがあって、女の子が熟読してしまう。
 男はホテルのフロアに降りてきて、そこを突破するも「猫呼集」が発動。ホテルの正面に足の踏み場もないほど集まってきた猫によって袋叩きにされてしまうのであった。


 これを二回目に見たときはだいぶ話が変わっていた。追いかけるのは双子の姉妹。逃げるのは狩猟民族の男。彼は大陸の反対側から食い詰めて流れてきた。過去には密猟者を撃退したこともあったが、環境の変化が男から定職を奪った。変化によって部族が得たものはある民族楽器職人の名声だけで、その職人も死んでしまって、男は残念がっていた。
 追手の姉妹は軽機関銃重機関銃というありえないほどの重装備(装備は夢の中で検討していろいろ変わっていた)なのに、それぞれ片腕と片足が義手義足。荒野から追いかけていた男をデパートの階上に追い詰めて射殺する。
 しかし、彼女たちこそがかつて男に撃退されて手足を失った密猟者であり、隣国の領主の娘なのであった。姉が男の射殺現場の上で祈りを捧げてEND。


 夢の中では優れた表現があった気がして、書き出せないものかと思っていたが、やっぱり覚えていない。そもそも優れた表現などなかったと考えるのが妥当であろう。