増田戦国史石高変遷図


 図.縦軸が石高(単位:万石)横軸が話数。


 増田戦国史を書くにあたって隠しパラーメーターとして石高を設定していた。それくらいは無いと動員兵力を決められない。図は単純化しているので平定しきっていない状態でも全て勢力下に入れたと仮定して表示している(話の中では動けない状態になっている)。
 また、複数の国に接していれば全ての国力を叩きつけるわけにはいかず、石高の高いほうが前線の戦力では不利になる事態もありえる。
 鉱業収入や交易収入はさらにテキトーなので含まれていない。
 実のところ最初から増田家(八)が圧倒的で、戦闘技術の差があらわれず、国力の差があらわれる戦い方を増田匿兵衛たちは心がけていたのである。
1.出来る限り決戦を避けて小戦闘の連続に持ち込む(その大部分で数による力押しの勝利を得る)。
2.やむをえず決戦をするときは、負けてもそれ以上のものを手に入れられる体勢をととのえる。
 こんな感じの方針である。雑な負けまくる攻勢でも続けている間は主導権を敵に渡さないことは可能で、同時並行で次の作戦を用意する体力があるのが増田家(八)だったのだ。増田家(五)は石高に比較すると伸び悩んだが、増田家(九)よりはマシってことで。


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http://anond.hatelabo.jp/20160529195407